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経営者支援 ITコーディネート業務効率化システム構築

  • 執筆者の写真清水 尚志

株式会社タスクさんの「クラウドバックアップ」のセミナーに参加しました。


データのバックアップの重要性は高まっています。


長年コンピュータ業界を見てきましたが、情報セキュリティーが脅かされるリスクが近年とても高まっています。

パソコンの黎明期では、違法コピーのソフトの利用者にダメージを与えたり、自分の技術力を誇示することを目的としたりしていましたが、最近は、組織犯罪化していて、純粋に裏ビジネスとなっています。


情報漏洩も深刻ですが、近年のランサムウエアー型、いわゆるデータを読み込めないように暗号化(?)して、身代金を請求するパターンも深刻です。自分自身のデータが消失して、企業活動が停止する可能性があるからです。

実際に、病院や官公庁が被害にあって、データ復旧に何億円という費用の支出を強いられたケースもあります。


実際に、私の同僚もランサムウエアーに感染しました。目の前で次々とデータが暗号化される状況は、恐怖すら感じました。


この攻撃の有効な対策は、利用端末から見て「ドライブ」とみなされない場所にバックアップすることしかありません。


単純なバックアップでは、データは守れません。


ドライブ(ネットワークドライブを含む)と認識すると、感染したパソコンからファイルサーバーまで暗号化の魔の手が伸びていくのです。だから、ファイルサーバーに単にコピーするだけでは、ランサムウエアーから身を守ることができないのです。


今回紹介いただいた、ソリューションは、バックアップしたいパソコンやサーバーに「エージェント」をインストールして、クラウドにあるバックアップ用ストレージに差分バックアップをおこなうシステムでした。


個人的に導入できるくらいな、リーズナブルな価格で、しかも、このバックアップデータを利用して、DR(Disaster Recovery:災害からの回復措置が行えるというオプションも選択できます。


DR(Disaster Recovery)も身近になりました。


長年、この業界で仕事をしていて、一番悩ましい問題は、データ保護とDRです。なぜなら、「発生する確率が低いが、仮に発生すると企業活動が停止するほどの大きなインパクトがある「リスク」に対する投資をどう考えるか」を問われるからです。しかもひと昔ではありますが、某金融機関のDRでは、年間数億円のコストが必要でした。だから、一般企業では、なかなか実装できなかった機能です。


細かな費用については、省略いたしますが、個人から法人まで、廉価にデータバックアップでき、かつ、そのデータでDRが構築できるソリューションは秀逸と感じました。


これからの研究課題です。


同じような機能として、MACのタイムマシーンや、GoogleDriveのデータの世代管理があります。バックアップを行う状況や利用環境などで、使い勝手や費用など差があると思います。これを機会に、ちょっと調べてみたくなりました。


もし、興味があれば、一緒に研究してみませんか。ご連絡をお待ちしています。


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