私は、エターナルグロウス合同会社を設立して、今度の2020年8月31日で決算を2回迎えました。初年度は、支援先がなかったので、単発の講演講師をしてみたり、ITCの事務局のお手伝いをしてみたり、様々な仕事を頂いて収入を得ていました。
次年度は、良き先輩方の温かいご支援の下、現在の支援先と支援契約を頂けることが出来て、経営が安定しました。
このように、特定の支援先が決まっていない時代に、支援先を探すために様々な企業へ伺って、お話を聞かせて頂いたのですが、中小企業の経営者は、すべからく同様の悩みや課題をもっている事に気づきました。
「経営は安定しているが、5年後の仕事の在り方、業務の管理や組織の統制方法が見えない」ということです。
中小企業の大半は、起業者の強い思いと情熱で、社員と手と手をとり合って事業を推進し、時として、鼓舞しながら会社を大きくしてきました。気が付けば社員も増えて、少しずつ経営者との距離感が出てきて、社員の心が見えなくなっています。業績も、経営者の目が隅々まで行き届いている時代から比べると、明らかに成長が鈍化している事に気づき、何とかしたいと考えるようになっています。
そんな折、経営者仲間と会話すると、○○システムを導入したとか、AIがどうだとか、IOTがどうしたとかの話が出るけれど、自社に目を向けると、エクセルベースの事務処理と、会計ソフトと給与計算シフトぐらいしかシステムらしいものはない。しかも、売上や給与の締め日は、てんてこ舞いで、本業にも影響が出始めている。
そんな企業は、「あるある」だと思います。いや、そんな中小企業ばかりかもしれません。サンプルが少なすぎて断言できないのが悲しいですが……
そんな、企業のお役に立ちたいと、第二期の終了も近い7月ごろから、中小企業向けERP(起業情報システム)の開発に着手しました。この構想は、かなり昔からあったのですが、私の技術不足や、開発体制の問題もあり、アイデア止まりだったのです。
しかし、条件が揃ったので、いよいよ本格的に開発する事にしました。そのシステムは、現在支援している企業が使用している基盤システムを元に、企業が通常必要なマスタを共通化して構築・実装し、それらを使用して業務プログラム作成する3層構造のシステムです。
このシステムの特徴は、「早い」「安い」「役立つ」と3拍子整ったシステムです。多くの中小企業の悩みや苦労を見てきた当社だからこそ構築できるシステムだと考えています。
2020年度は、この仕組みを多くの中小企業に利用して頂き、各社の生産性向上に寄与すると共に、当社も大きく飛躍したいと考えております。
皆様のご協力、ご指導、ご鞭撻をよろしくお願いいたします。
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