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経営者支援 ITコーディネート業務効率化システム構築

  • 執筆者の写真清水 尚志

人を活かすことが「働き方改革」だ

私が長年お世話になっていた銀行は、ずいぶんと早い時期から「働き方改革」「生産性2倍運動」を実践してきています。その当時、なんだか「やらされ感」ばかりが前面に出て、その趣旨を深く考えることも少なかった気がします。


しかし、実際に様々な企業様の働き方、つまり、オフィースでの人の動きをみていると、そこにいる人たちは、本当に自分の能力を活かしきっているのか、少々疑問に思う事があります。


私事で申し訳ありませんが、現在でも、とある会社の社員として机を並べて仕事しているのですが、とにかく、ふんわかした時間が流れています。

また、銀行の方や業者の方が来訪されても、何がしたいのかフォーカスが甘く、単に「顔出しました」的な会話に終始しています。

それでも、お金(収入)を確保できているのだから幸せといえば幸せですが、私自身が一人会社の社長としての目で、この状況をみるにつけ、「何かがおかしい」を思えてなりません。


ある本で、生産現場では、常に改善を重ねて世界トップクラスの生産性を得ることが出来たけど、それ以外の分野の生産性の低さは、目に余ると書かれていました。逆に、その生産性の低さを改善すれば、もっともっと飛躍できるというのです。私もそう思います。


私自身、現在席をおかせて頂いている会社での時間当たりの生産性と自宅兼オフィースでの生産性を考えると雲泥の差を感じます。圧倒的に自宅で仕事をする方が生産性が高いと言えます。

なぜでしょうか。それは、集中して仕事が出来るからです。オフィースにいると色々な情報が耳や目から飛び込んできて、それに意識が分散してしまいます。一度失った集中力を取り戻すには、かなりの時間を要します。つまり、原状復帰するのにパワーを投入するわけですが、その間の生産性は、ゼロです。すなわち、時間当たりの生産性が低下するのです。


でも、集まって仕事することが100%無駄であるとも思いません。コミュニケーションの基礎・基本はフェイス to フェイスだからです。また、前述の「ムダ話」と断じた会話の中で、世の中の流れや、課題点に気づかせてくれる場合もあり、有意義な場合もあります。


それは、さておき、企業の業績を上げるためには、人の能力を活かしきることであるという事は、いまさら言うまでもありませんが、それらを実現する方法として「成果主義」や「課題管理」など制度や管理手法が提案されていますが、ニンジンをぶら下げようが、ムチを使おうが、人の能力を引き出すための環境がなければどうにもならないと思うのですが、如何でしょうか?


私は、いまの仕事のやり方を見直してみて、気づきました。


人の能力を極限まで活かしきる方法は、「個」の時間を如何に作るかが全てである と。

そのためには、時間と空間の縛りを無くすことだ、と。


前にも書いたかもしれませんが、私の生活リズムは他のひとと4~5時間前倒しで運用しています。つまり、午前3時半頃に起床し、ちょいと昼寝タイムをとって、目が覚めたらそこから19時ごろまで、仕事したり、テレビ見たり、ネットみたりしています。


それでも仕事は、サラリーマン時代より絶対的に生産性は高いと自負しています。

実際、アウトプットの量と質は、お客様に評価頂き、それ相応の対価を頂いている訳です。


さて、では、どうやって時間と空間を超えた仕事環境を構築するか、ですが。


簡単です。ネット上で仕事をするのです。電子メールやツールを活用するのです。

そして、一番難しいのは、「ネット上で仕事をする際の考え方(マインド)」の変更です。


どうしても、昔の仕事の進め方を、ネット上の仕事に持ち込んでしまいます。

お願いしたことの進捗を、オフィースをぶらつきながら確認するように、頻繁にメールやチャットで確認するなんてのは、ご法度です。でも、ついつい昔の癖でそんな行動を行いたい衝動にかられます。(;^_^A


でも、そんなことすると、相手側の「時間と空間の縛りから解放」する事ができないばかりか、逆に、電話やメールに対応するために時間を浪費して生産性を下げる結果になります。


特にネット上で仕事するから必要だという訳でなく、そもそも仕事は、

①明確なアウトプット

②明確な期限

③受託側からの正確な報告と相談(これが最も重要)

があればよいわけで、それをネット上で行う事で、時間と空間の束縛から解放され、高い生産性を得ることができるのです。


今回は、ちょっと、長くなってきましたので、これで一度終わりにします。

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