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経営者支援 ITコーディネート業務効率化システム構築

  • 執筆者の写真清水 尚志

ITC(ITコーディネータ)のお仕事について

更新日:2020年2月28日

近年、ITCに類似した資格ビジネスがあるようです。先日から「あなたのホームページの経歴を見て連絡しました」「もう一つ、資格を取って顧客層を広めませんか」などの勧誘が連続して2件ありました。このような勧誘があるという事は、ITCに市場性性が出てきたという事でしょう。

その背景を考えてみます。


大会社のシステムは、すでに成熟しデジタル化が進んでいますが、中小企業は、まだ、部門ごとのシステム化に留まっており、システム間のデータ授受にアナログ(手作業)がたくさん残っています。

しかし、近年、データを利用・活用する企業が増え、そのデータをまとめるためのデータ加工が増加、事務量や属人的作業を無視できないことに経営者が気が付き始めています。


そこで経営者は、改善を各担当者に求めますが、各部門のシステムは、ベンダーが別々で、運用形態も様々であり、統合の方向性すら見えません。一番厄介なのは、システム担当の不在です。現状の担当者は存在してはいますが、多くは掛持ちであり、ITの専門家ではありません。だから、どうすれば良いのか、見当もつかないのです。


だから、「社内にシステム部」を作る!!」という話にながちですが、多くはうまくいきません。

なぜなら、ITの専門家は、そう簡単には見つからないのです。大企業でも、システム構築を最初から最後まで監修できる人材は1名か2名程度だから、絶対数が不足しています。

幸運にも、専門家が見つかったとしても、専門家を組織の中に入れた時点で、組織間のパワーバランスの壁にぶち当たります。そして、人間関係に疲れ、成果を出す前に無能呼ばわりされ、失敗の烙印を押されて会社を去るか、「システムの分かる何でも屋」に成り下がって、組織人として生き永らえるか、いづれかの末路をたどります。


そもそも、システム構築だけにスポットライトを当てると、当初の現状調査~基本設計~ベンダー選定までは忙しいのですが、システムの実装に入ると、1人月の仕事量はありません。システム開発ベンダーの能力によりますが、発注してからシステムテストを行う間は、結構「暇」なのです。

だから、色々と雑用が舞い込んできて、どちらが本業か分からなくなるのです。


専門家の能力の輪(出来る範囲)は、結構狭いのが実情です。だから、雑多な業務を言い渡されると、結構、ストレスが溜まります。また、暇にしていると、周りの目が気になり、これも、ストレスをためる原因にもなります。


ここでITCの出番です。

ITCは、独立した立場で「能力の輪」の中の仕事のみ行います。また、準委任契約なので、依頼を受けた仕事の成果だけが評価されます。だから、出勤簿もないし、上司もいない。あるのは、会社からの依頼を遂行するのみ。空いた時間は、他社の支援業務を行ったり、講演会を行ったり、講師を引き受けたりします。

また、受託した仕事の中で、自分の「能力の輪」以外の仕事が派生的に発生す場合は、該当する能力があるに仲間にお願いして、自分は依頼者とのパイプ役に徹します。

このように立ち回りができるのは、ITCが委託企業から独立した立場だからです。


ITCの時間当たりの費用が高くとも、働いた分しか費用が発生しないのですから、結果的に企業にとっても安くつきます。2年、3年のTOC(トータルコスト)を考えると絶対にお得です。

企業は、そんな人材が存在し、また、企業にとって大きく寄与してくれる事に気づき始めたのです。

その結果、ITCの市場性が高くなってきているのだと考えます。


皆さんも、独立系ITCで自立してみてはいかがでしょうか?将来は、明るいと信じています。


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