何処から着手すればよいですか

今までのお話で、以下の事をご理解いただけたと思います。

​①DXが企業の生き残り戦略の一丁目一番地であるが、DXが目的になってはいけない

​②DXは、企業の目標に沿った業務改革を達成するために必要なIT戦略に従う

③システム化の前に、社内の情報を整理しなければならない

④システム化の前に、ボトルネックを意識して解決の糸口を考えなければならない

⑤そのボトルネック解消に必要な情報基盤を構築する

⑥必要な機能から順次構築する

⑦利用者にとにかく慣れてもらう

​でした。

これらを実際に具体化するためには情報基盤を導入し、簡単で、かつ、効果のある仕組みから導入する」方法が一番近道だと言えます。

情報基盤は、いわゆるグループウエアーと呼ばれるものがあります。メールやフォルダー共有、スケジュール管理、簡単なWEB上に構築するデータベース機能などです。

ここで重要なのは、どれだけ機能があるか?ではなく、どれだけ業務に親和性がある仕組みであるかが重要です。

沢山のグループウエアー(GW)を見てきましたが、多くの場合、業務で使用しようとすると、必ずカスタマイズの壁にぶち当たります。つまりやりたい事と出来る事のギャップが大きいのです。

その結果、やりたい事を出来る範囲の中に無理やり業務を押し込んで、「なんちゃってIT化」になっているケースが沢山あります。

このような事態を招かないためにも、社内の課題を整理して、会社の経営目標に直結した業務を選択して、その業務の本質、つまり、どうあれば、経営目標に資することができるかを協議し、見る化しなければいけません。そうすると、譲れない機能が浮かび上がってきます。

その機能こそが、業務改革の肝であり、IT化する価値のある事かもしれません。

この手間を省いて、システムベンダーにお困りごとを相談すると、自社が保有するパッケージを勧めてきます。仮に、来側の譲れない機能があっても、何とか導入してもらおうと必死でセールスし、諦めさせようとしてきます。

​そして、営業の情熱に負けてシステムを導入すると、当初危惧していた通りの「ちぐはぐで、統一性のないシステム」が導入されます。また、個別最適化されて、他部門との情報共有の道が閉ざされている事に後で分かるのです。

繰り返しになりますが、基盤がある事が、全社最適化の原則であり、その上に全体最適化を考えた仕組みをスモールスタートさせる。これが失敗しないDXの取り組みです。

業務ごとの問題判別や解決方法の手法は様々です。社内の人材だけでは解決策をっ見いだせない場合もあります。

​そんな時は、是非、ITコーディネータにお声がけ頂けると、プロジェクトが円滑に進められるようになります。​ご検討ください。