経営者支援 ITコーディネート業務効率化システム構築

  • 清水 尚志

働き方改革の処方箋

最終更新: 2月27日

働き方改革って「何」だと思いますか?

人によっては「残業代を減らすための口実だ!」とか「上司の単なる無理難題だ!」と思っている方も多いのではないでしょうか。しかし、本当にそうでしょうか。


多くのサラリーマンは、月給制で働いています。だから、就業時間内で仕事を終えて帰宅することが当たり前で、残業は非常事態なのです。この非常事態が常態化しているのが現在の状況なのです。


では、なぜ残業が常態化しているのでしょうか。職場で「早帰りをするためにはどうしたら良いか」について討議をすると、「終業時に帰宅を促す放送をする」とか「一人一人が時間外を行わないように心がける」とか、「残業した人にペナルティを課す」なんて案も出るかもしれません。


でも、一部の不届きものを除いて、日本人は真面目です。与えられた仕事を100%にするために、無理して残業しているのです。早く帰れと言われれば、仕事を持ち帰ってでも仕事を完了させます。この考え方は、正しいのですが、サラリーマンを疲弊させる元凶でもあるのです。


では、どうすれば良いのでしょうか。

答えは簡単です。仕事のやり方、あり方、環境を変えるのです。これは、労働者側では、なかなか実現できません。経営側が率先して実行しなければ達成できないことばかりです。


案外、経営は、物件費については敏感ですが、人件費については甘くみているケースが見受けられます。実は、そこが「働き方改革」そ阻害する要因が潜んでいるのです。


例えば、コミュニケーションツールを導入して、時間のロスを減らす計画を立てたとします。経営は「ランニングコストがいくら掛かるか」と「何時間、時間外が減るのか」の相関関係を求めてきます。しかし、コミュニケーションツールを導入しても、定量的な結果を得るには、それ相応の成熟期間と利用方法の試行錯誤が必要です。だから、「効果は分からないけど、導入してみましょう」という判断を経営者がしないと「働き方改革」は実現できないのです。


いま、求められる「働き方改革」は、「ホワイトカラーの生産性向上」に他なりません。この分野は、仕事の仕組の見直し、仕事の内容の見直し、それらを繋ぐITインフラが必要です。どれも、単発では効果が出るのが遅いですが、基盤が整備されると、数珠繋ぎ的に効果が発揮されます。


例えば、モバイル端末導入による執務場所のフリー化、仕事の情報を共有化することによる意思決定が迅速化、イメージ化によるペーパレス化で在宅勤務ができる。などなど、全ての施策は、繋がり、関係しあっています。


だから、働き方改革は、中長期的な観点から、基盤整備を行って、一つ一つの課題を整理し対応することが肝要です。そうすることで、全体的に効率化され、意思決定が迅速化し、他企業と差別化でき、成長のためのエンジンとなるのです。


一つの目的(イッシュー)だけに目を向けるのではなく、全体最適を考えたIT戦略を策定して成長を目指しましょう。




3回の閲覧

最新記事

すべて表示

失敗しない情報基盤の構築とは?

情報基盤と聞いて、何を思い浮かべますか?なんだかとても難しそうで、自分の会社には関係ないと感じている経営者の方も多いと思います。 しかし、情報基盤は、すでに会社の中に必ず何らかの形で存在しています。その例が「エクセルシート」であり「ファイルサーバー」であり、「電子メール」であり「携帯電話」です。 ただ、情報基盤と大きく異なる点は、それぞれが「バラバラ」に存在し、個別に機能している点です。 それでは