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経営者支援 ITコーディネート業務効率化システム構築

執筆者の写真清水 尚志

どんなグループウエアを導入すべきか

グループウエアーの必要性については、すでに多くの企業が認識しています。情報伝達の迅速化、情報共有、今の企業に必要な要件の多くを最新のグループウエアーは備えています。


しかし、私は、あえて皆さんに問います。いまあるグループウエアーを導入して、本当に自社の成長に役立つかを。


私のブログで、何度も書いていますが、人でも企業でも、成長するには、その元(理由)があるはずです。人であれば、毎日の習慣であったり、考え方、原理原則がそれにあたります。

では、企業ではどうでしょう。企業文化であったり、組織であったり、開発能力であったり、人事考課が、それに該当します。


それらは、全て「仕組み」、言い換えるとルーティーンの中に組み込まれていなければ、どんなに立派な目標や行動、ルールであっても、いづれ雲集霧散、あいまいになり、忘れ去られます。


多くのグループウエアーは、沢山のユーザーの満足のために様々な機能を開発して、磨き上げています。日本人が一番得意とする分野です。これでもか!というぐらいに、画面は洗練され、かゆいところに手が届く。そんなシステムです。(携帯電話のガラパゴス化を思い出します)


しかし、その結果、そのシステムを維持するために沢山のシステムエンジニアが改善に従事し、開発コストが膨大に膨らみます。新しい機能を開発して、商品価値を上げて、利用者を増やして、利益を増やす。これが、彼らのビジネスモデルです。


しかし待ってください。そこには、利用者のメリットが置き去りにされていると思いませんか。なぜなら、多くの利用者は、提供される機能のほとんどを使用していない可能性があるからです。言い換えれば、使用しない機能に対して沢山のお金を払っているとも言えます。


また、どんどん高度化する機能の開発は、どんどんシステムを複雑化してゆきます。その結果、ユーザーの希望に合わせる(カスタマイズする)場合のコストも高くなります。その原因の一つは、修正後のテストに莫大な工数が掛かるからです。


どんなに機能が沢山あっても、企業のビジネスロジックをシステムに反映させて、それを使って仕事を行わなければ、単なる連絡ツールであったり、文書共有システムであったり、色々出来ることは沢山あっても、結局は、単体システムの寄せ集めに終わってしまいます。

どんなに美しい器(システム)に盛られた料理(ビジネス)でも、美味しくなければ(成果が出なければ)、何の意味もないと思います。


簡素な器(システム)に、おいしい料理(自社のビジネスに寄与する仕組み)を創るが、一流の料理人だと言えます。この料理人こそITコーディネータです。

ぜひ一度新しい仕組みを創りをご相談ください。


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