ベンダーを信用しすぎるべからず

お読みになられている方の中には、サービス提供側の方もいらっしゃると思いますが、その方々には申し訳ありませんが、話題は「ベンダーを信用し過ぎるべからず」です。
 
長年お付き合いのあるベンダーは、苦労を共にした戦友です。苦労してシステムを導入して、数々のトラブルを共に解決してきた戦友です。また、担当者は私たち顧客の立場で会社に掛け合ってくれて、良い条件を引き出してくれたり、自己犠牲の上で私たちを支えてくれたりしました。私も経験があります。
しかし、担当者は戦友でも、担当者を雇用している会社はから見るとどうでしょうか。
経営者の皆様であれば理解できると思いますが、長年取引のある顧客は、売上や利益目標を設定して営業を行っているはずです。
システム以外では、地殻変動と思われるほどの環境の変化は少ないでしょう。だから、今の商品やサービスの延長線上の新しい商品やサービスを提供すれば、売上や利益率をWinWinの関係で達成できる余地があります。
しかし、IT業界は違います。例えば、サーバー保有から利用への変化(クラウドサービス)などが代表例です。ビジネスは一変しました。過去は、システム導入で大きな仕事量が発生し、1回あたりの収益もたくさんありましたが、現在は多くの場合、クラウドサービスを活用するようになり、利用料の仲介手数料が入るだけになりました。根本から収益構造が変化したのです。

良心的なベンダーは、「今お使いのシステムは費用対効果的にお客様にとって不利なので新しいシステムに乗り換えませんか」と提案する場合もありますが、その場合でも、移行費用が多額であったり、新しい環境を構築するための一時費用が高価であったりして、トータルコスト的に顧客にメリットがない場合も多々あります。

ITは、急激に変化し地殻変動する世界であるため、一社だけの意見でシステムを構築を決めるのは危険です。常に経営環境の変化とIT環境の変化を意識して、ベンダーと意見交換すべきです。意見は尊重しても、決して言いなりになってはいけません。
 
ベンダー選考は、システム導入効果や構築費用に大きな影響を及ぼします。もし新しい案件があるようでしたら決定する前に、一度ITCにご相談ください。公正・公平な立場で経営から見たIT戦略を共に考え、複数のベンダーを公平に選定するお手伝いします。
転ばぬ先の杖。最初が肝心、思い立ったが吉日です。ぜひ、ご相談ください。